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「いらない!APEC」横浜民衆フォーラム実行委員会のブログです
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 盛り上がった Solidarity Night
Reporter  宮崎

デモが山下公園で解散し、その熱気の冷めやらぬまま、中華街の関帝廟の隣の中華料理店「福亭」にて17時30分から「Solidarity Night」は始まった。

10月3日のプレ集会のあと、下見にやってきたのに、マイクの状態をチェックしなかったことを後悔したが、すでに時遅し。カラオケ用のちゃちいアンプしか用意されておらず、端の方まで声が届かない。何とか発言者は中央に出てきてもらいアンプと同調する位置に立って喋ってもらった。

部屋の中は40人、あとはベランダに10数名。全部で57名の参加者。ベランダは寒いかなあと心配したが、喫煙組には好都合。しかも関帝廟の妖艶な灯りが差し込み幻想的な世界が開けた。

懇親会の段取りについては神奈川の会に任されたが、なかなかよい場所が見つからなかった。会費は3000円という限定付き。中華街のホームページを何度覗いたことか。そのうち「福亭」に出会った。2時間呑み放題で2,999円という破格な値段、かつ70人まで収容できる広さ、ここしかないと私は確信した。しかしそこからが悪夢の始まりで、京極さんからは「懇親会は任せたね」と優しい!一言を頂戴し、その後「懇親会お知らせ」チラシ作成から出席者確認までそして当日は司会までやることに。神奈川の会でもその後懇親会についてはほとんど話題にならず、私は孤独な宴会部長となったのだった。

冒頭、事務局の山浦さんから主催者挨拶、乾杯をしていただき、会はスタートした。しばし懇談(まずは呑み、食べた)。

海外ゲストの話の前に、海外ゲスト招聘で最も大変だった事務局の秋本さんに苦労話を中心に話していただいた。海外ゲスト5人は直前まで来日が確定せず、最も心労を抱えたのが彼女だった。感謝!

海外ゲストのトップバッターはフィリピンのテオディ・ナベアさん。彼は「債務からの解放連合」の運営委員で、水の民営化問題を扱うPATTAKのメンバーでもある。昨晩20:30に成田空港に到着。それから解放まで6時間も留め置かれた。その間の対応が詳細に報告された。来日の目的、滞在日程を証明する書類、IDカードの提示、荷物の詳細なチェック。「日本において暴力的な行動を取らない」「デモに参加しない」の2種類の署名まで求められた。「フィリピンでの扱いに比べたらたいしたことはないが、私のことをインターネットで調べ、日本において活動することが好ましくないと判断されたのでしょう。」と彼は最後に語り、この日スピーチできなかった無念さを翌日はらすことを約束してくれた。

次はフィリピン・世界女性行進のジーン・エンリケズさん。全体会でも街頭情宣でも話していたので、懇親会での話は簡潔だった。「デモにおける日本の警察の行動を見ていて本当にひどいと思った。警察の妨害にめげず声を上げていた皆さんに敬意を表したい。警察や権力は継続することを最も恐れている。夢の達成に向けて継続することが大切なことだ。」

3人目は韓国民主労総のカン・スンチョルさん。「貴重な体験ができた。今日の闘いで連帯が深まっていくと感じた。G20では実りある議論ができていなかった。APECもただの集まりで終わるでしょう。競争ではなく平等に生きていく世界を作り出していくために民主労総は皆さんと連帯し頑張っていきたい。」

最後は香港 グローバリゼーションモニターのアウ・ロンユさん。「韓国の同志は4時間、フィリピンの同志は6時間、私は30分で済みました。私はそんなに価値がないということなのでしょう。しかし今日のデモでこれだけ警察がいるということを目の当たりにしてその考えを変えました。」

日本からは以下の方々にリレートークしていただいた。

アタック関西・京都からは7名も参加。寺本さんがアピール。寿日労から近藤さん。「APECで野宿者が追いたてをくっている。午前4時に追い立てに訪れる横浜市職員は野宿者を人として見ていない。」

食健連からは坂口さん。「成長戦略」国のあり方を根本から変えていくもの。フォーラムの皆さんと共同で撃っていきたい。」

続いて農業ジャーナリストの大野さん、NO APEC TVでポートサイドステーションの和田さんからは、マスコミに頼ることなく、自分たちの主張を曲げられることなく自分たちのメディアで伝える時代が来ていることが力強く語られた。またNO APEC TV48時間放映の仕かけ人かつ司会の小倉さん、デモでコールを連呼し続けた神奈川の会の栗原さん、新宿ど真ん中デモからは坂本さんがアピールした。

韓国のカンさんを成田に迎えに行き、4時間も待たされた事務局の日野さんからは、全員入国できたが、海外ゲストの対策については今後検討しなければならないと提起がなされた。

最後はNO APEC TV司会の木村さん。「生きた運動を伝える活動ができて夢がかなった。今後も横浜に密着して活動を続けていきたい」というアピールに満場の拍手。

その後山下公園にいたグループが賑やかな音楽とともに合流し、Solidarity Nightは最高潮に達し、散会した。
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